僕が倒れていた8月中に掲載された書評・紹介記事などをまとめておきます。
★「東奥日報」8月9日(月)★
『母と暮せば』
評者:青来有一さま
「カトリック信徒への差別やGHQが被爆者を調査はしても治療はしなかった非道な扱いへの怒りを、劇作家がしっかり仕込んでいるのを見逃してはならない」
★「公明新聞」8月9日(月)★
『なぜ戦争体験を継承するのか』
評者:福間良明先生
「それにしても、「なぜ戦争体験を継承するのか」という本書のタイトルは示唆深い。「感動」に耽溺し、あるいはイデオロギーを確認することが、暗に戦争体験にふれる目的になってはいないか」
★「南海日日新聞」8月11日(水)★
『沖縄―奄美の境界変動と人の移動』
評者:雪田倫代さま
「いくつもの境界を越え、なお人に優しくかつ新しいことに挑む(重田)氏のバイタリティはすごい。この「強さ」はどこから来るのだろう」
★「のんびる」8月17日号★
『なぜ戦争をえがくのか』
「大川さんを含む表現者それぞれに戦争への向き合い方、表現への葛藤があります。そこから「戦争責任」の所在や、知らない世代ゆえの問題意識が浮かんできます」
★「歴史地理教育」9月号 No.929★
『なぜ戦争体験を継承するのか』
評者:滝澤民夫さま
「聞き取り行為そのものが体験者と非体験者の新たな「体験の継承」となりうるとする、「継承」への展望が示されている」
★「東商新聞 News & Opinions」8月20日 2172号★
『なぜ戦争をえがくのか』
評者:森岡督行さん
「「戦争」を知らない世代が表象した作品の背後にあるものは、総じて、忘却への抵抗ではないでしょうか」
★「朝日新聞」8月29日(日)日曜に想う★
『なぜ戦争をえがくのか』
評者:沢村亙
「高校時代に反核の署名運動にも参加した大川さんには、心に引っかかっていた「問い」があった。体験していない戦争、その記憶を、どう語ればいいのか。「“歴史”してみる」。大川さんがたどり着いた答えだ」
※このエッセイは正確には書評や本の紹介ではありませんが、大川さん・森岡さんが登場し、『なぜ戦争をえがくのか』によるこの夏の一連のつながりを象徴するものでした。
何冊本を出しても、いくつ紹介記事が載っても、その都度毎回、喜びは新たです。
どれも嬉しい記事でした。
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