9月14日(土)に、上智大学四谷キャンパスにて、『タリナイ』の無料公開講座が開催されます。
詳細は以下のチラシをご覧ください。
アフタートークとして、監督の大川史織さん、プロデューサーの藤岡みなみさん、出演の佐藤勉さんの鼎談も開催されます。
司会は上智大学の蘭信三先生。
この組み合わせ、僕にとっては特別の感慨があります。
蘭先生は、前職からずっとお世話になっている方で、もう何冊も本を一緒に作りました。このほど、みずき書林からも新企画が進行中です。
僕が知る限り、日本の大学教員屈指の編者能力を誇る方です(「書く力=著者能力」が高い大学教授はいますが、「編む力=編者能力」が高い教授は稀有です)。
同時に、僕がひそかに「社会学界の京極夏彦」「鈍器の達人」と呼んでいるほど、すべての編著書が異様に分厚い方です(笑)。
大川さん、藤岡さん、勉さんは、映画『タリナイ』の制作陣・出演者であると同時に、『マーシャル、父の戦場』の編者・執筆陣でもあります。
彼ら彼女たちがコラボするのは、とても楽しみです。
戦争の体験をどのように継承していくか。
学術であれ映像・著作表現であれ思いを馳せる対象であれ、自分にとっての〈場〉とは何か。
といった鼎談になるのではないかと予想しています。
同時に、おそらく、ですが、蘭先生と勉さんの対話は〈父〉をめぐるものにもなるかもしれないと思います。
残席わずかとのこと。
ぜひこの機会に映画をご覧いただき、トークをお楽しみください。
(姉妹編『マーシャル、父の戦場』の会場販売も行われます!)
蘭先生とも、大川さんたちとも、たびたびお目にかかってお話をしています。
『タリナイ』は、それこそこの2年間で何度も繰り返し観ています。
でも――だからこそ――この日の上映とトークは、個人的にちょっと特別なものになりそうです。
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