top of page
執筆者の写真みずき書林

『いかアサ』速報⑱――ぞ、増刷!?


月曜日に見本が出来ました。

翌日には取次各社に見本を提出に行き、水曜日に倉庫に入りました。

んで。今日は木曜日。

週末の発売に向けて、各地と連絡を取り合いながら発送の手配やら注文の集計などを行っていたところ。

全数出荷!(しかもちょっと足りてない……)

ということになり、

増刷!

ということになりました!



発売前増刷……おいおい、村上○樹の新刊かよ……!?

と、小さな版元としては浮かれたくもなってきます。


ご注文をいただいた全国の書店、取次店の皆さま。

ご注目下さり、SNSなどで盛り上げてくださった皆さま。

予約をしてくださった読者(まだお手元に届いていませんが)の方々。

本当にありがとうございます!



が。しかし。

一回落ち着こう。


いちおう書いておくと、これは初版が全部完売したということを意味するわけではありません。

本は委託商品ですから、言ってみれば、本屋さんの店先を借りて商品を並べてもらっています。もし売れなければ、出版社に返品してもいいわけです。

今回は「うちでも置きたいよ」「売れそうだよ」と言ってくださる書店さんが予想を超えて多かったということなのだと思います。

あのビジュアルですからね。やはりモノを見て判断しようというときに、3人の騎士と王妃の圧倒的存在感が強い力を発揮した結果といえるでしょう。

なので、ご予約いただいている方のお手元には確実にお届けしたうえで、あとは店頭やネット書店にあるだけ並べるということになります。

これがもし売れなくて返品になったら、増刷したの何だったんだ……ということになり、みずき書林は首が回らなくなります(もしくは首がもげます)。


そう。期待の高まりは確かに感じます。しかし実際に売れたわけでは、まだないのです。


そんなわけで、増刷はとてもとても嬉しい。だけど同時に、正直に書くと、このタイミングの増刷はとても怖いものです。

これから先、店頭でがんばる初版たちを確実に読者のお手元に届け、続く2刷分もどんどん広めていかないと……!

そう。今日は多少メダパニ感がありましたが(笑)、予定通り本が出ることに変わりはないのだから。



みなさま、書店などでお見かけの際は、ぜひ手にとってご覧ください!

ネット書店でも、あるところには十分な在庫があるはずです!

そして、お買い求めいただければ幸いです!



初版奥付。


最新記事

すべて表示

「川の中の大きな岩になること」

山田南平先生が、先日の往復書簡を受けてブログ記事を書いてくださっています。 いつもブログを読んでくださり、ありがたいことです。 堀くんともども、励みになります。 『自省録』と般若心経の共通点について。 二十歳頃に般若心経に出会った山田先生が、それ以来ずっと指針にしてきたとい...

Comentários


bottom of page