【ご報告】みずき書林の存続について
以前、僕がいなくなった後の在庫の行方について書きました。
このエントリー、何人かの方がTwitter等でご紹介くださったこともあり、このブログでは過去あり得ないほどのPVを記録しました。
読んでくださった方、気にかけてくださった方、実際に声をかけてくださった出版関係者の方、本当にありがとうございます。
この度、一応の結論めいたものが出ましたので、ご報告いたします。
結論から申し上げると、僕の没後も、当面の間は妻を代表取締役として、みずき書林は存続することになりました。
よって在庫の散逸もなく、入手できなくなることもありません。
出荷作業・注文処理は今までと変わらず行われます。
もともとは、会社に妻を巻き込むつもりはありませんでした。
しかし出版業というのは返品があるため、実質的に会社を閉じたとしても、その後数年は会社を維持しておかなければなりません。
いずれにせよ市場の動きが落ち着く数年後までは会社を存続させなくてはならないなら、とふたりで話し合い、在庫管理だけでも妻に継いでもらうことになりました。
大きく分けて、出版業に①新刊制作部門と②在庫管理部門があるとするなら、僕がいなくなった段階で、①の新刊制作はクローズになります。ですが②の在庫管理部門だけは維持していく、ということになります。
言うまでもなく、これは当面の暫定的な措置に過ぎません。
数年後、あるいは在庫維持費が月々の注文額を超過した段階で、妻は会社を維持するか閉じるかの選択を迫られることになります。
そのときは、彼女の判断が100%尊重されることになります。
あるいはこういう結論の出し方は無責任なのかもしれません。
しかし、僕としてはいまある在庫が、僕がいなくなった後もみずき書林のレーベルで販売できることを、素直に喜んでいます。
妻に感謝します。
そして在庫を引き受けてもいいといいと言ってくださったいくつかの版元の皆さま、本当にありがとうございます。もし今後僕がいなくなったあとで妻が困っていたら、アドバイスをしていただければ心強く思います。
昨日書いた通り、まだまだがんばります。
でももし僕がいなくなっても、みずき書林とその刊行物を、引き続きよろしくお願い申し上げます。
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