最近ふと思ったのだけど、うちの本は書名が長くないか?
近刊予定のものを含めて5冊がラインアップされていますが、そのうち3冊がこれ。
『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか―変容する中世騎士道物語』
『マーシャル、父の戦場―ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』
『秘蔵写真200枚でたどるアジア・太平洋戦争―東方社が写した日本と大東亜共栄圏』
それぞれ、43文字、26文字、37文字。
書名を決めるのはいつも大仕事なのですが、これらの本については、マストのキーワードを挙げていったら、もう必然的にこういう書名になった。という感じがしています。
アーサー王、日本、サブカルチャー、変容、中世、騎士道は外せないよね。
じゃあ、これで。(本当は円卓っも入れたかったけど……)
マーシャル、戦場(戦争)、日本、日記、歴史実践は必須。
じゃあ、これでいきましょう。
秘蔵写真、200枚、アジア・太平洋戦争、東方社、日本、大東亜共栄圏はマスト。
じゃあ、これしかないですね。
と、本当はもっと時間をかけて悩んで話し合って決めているのですが、おおまかな流れとしてはこういう感じです。
編著者たちの思いが籠っていますから。
それぞれに、単純ならざる込み入った内容の本でもありますから。
なにより、版元としても言いたいことがいろいろありますから。
つい欲が出て長くなる傾向にあるようです。
なお、3冊に共通することばとして「日本」があることに気づきました。
もちろんそれぞれに使われ方や込められたニュアンスは違いますが、よかれあしかれ、日本という場所へのまなざしというのは僕の関心事のひとつなのでしょう。
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