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執筆者の写真みずき書林

マーシャル、彼女たちの一冊


本日の朝日新聞。書評委員が選ぶ「今年の3点」

寺尾紗穂さんに小社刊『マーシャル、父の戦場』を選んでいただきました。


アーヤ藍さんに「今年最も「長い時間を共にした」一冊」として同書を選んでいただけました。



「死者の日記が遺族の元に届く、その奇跡を前に、いくつもの届かなかった声を想起する」

と寺尾さんが書いています。

「忘れられたものたちの/ダンスは続いてる」と歌うこの音楽家らしい感慨であると感じます。


「「日記」というものの存在意義、歴史を受け継ぐ方策や、映画と書籍の表現方法の違いなど、様々なことを考えさせられた一冊」

とアーヤさんが書いています。

日記という形式の多面的な面白さ(さらに言えば、こういうブログも含めて、届くかどうかわからないテキストを日常的に綴ることの動機と意味)、戦争記憶の継承(歴史実践のかたち)、文字情報にできることの追究、というのは、これからの僕自身の主題でもあります。



彼女たちに取り上げていただけたことは、たいへんに光栄かつ、今年の締めくくりを喜びで満たしてくれるものでした。



③のころからさんは、トランスビュー協業社の先輩。そこも光栄です。


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