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執筆者の写真みずき書林

尼寺のように、修道院のように


「やまと尼寺精進日記」という番組があって、YouTubeに挙がっているのでたまに観ています。 早坂先生の奥さんから、いい番組だと紹介していただいたんですね。 奈良の山奥に、住職さん・副住職・お手伝いの女性3人が暮らしている尼寺があって、四季の移ろいや人々との交流とともに、精進料理を楽しむ、というテレビ番組。 正月料理とかお花見のお弁当とか、節分とか、四季折々の野菜を使って、3人みんなで料理を作る。 大根と蒟蒻の味噌おでん、鏡モチのぜんざい、七草がゆなどなど、ここの料理がとても美味しそうなのです。 よく笑って、丁寧に作って、よく食べる。 こんなふうに暮らせたらな、と憧れてしまいます。 んで、ひるがえってわが東京。 外出自粛とか自宅待機とか、たしかに気が滅入る感じです。 でも考えようによっては、自分でご飯を作って、家でできる楽しみを見つけて、できるだけ笑って暮らしていくという基本は、そうは変わらなくてもいいはず。 自宅で仕事をして、合間合間に家にある食材で料理をしていると、この尼寺のことを思いだしたり、中世ヨーロッパの修道院ぽいな、と思ったりします。 中世の修道院というと『薔薇の名前』っぽくて薄暗いイメージもしなくもありませんが、常備野菜とか塩漬け肉とか小麦粉とか乾物を備蓄して自足する。 つまり、ふだんから「おこもり」しているわけです。 豊かな自然や人々との交流という面では及びもつきませんが、せめて楽しくごはんを作りたいものです。


というわけで……。

セモリナの自家製パスタ

パスタはカチョ・エ・ペペ(バターと胡椒とチーズだけのパスタ)


コロッケ(大量に作って、食べる分だけその日に揚げる)

サツマイモの素揚げ(止まらんくなる)

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